人生を誘惑するモノに『ジャンク情報』がある。それによって間違った判断に陥る危険性がある。世の中は、うその情報で溢れている。また、ジャンク情報に大事な時間を奪われる誘惑もある。日々、たいして役にも立たない情報の閲覧に多くの時間を注いでいる。そのジャンク情報は精査されることなく、鵜呑みにされ、個人の判断基準や価値観を形成していく。
我々は平均して3時間程度メディアに触れている。インターネットの情報は、個人や企業のマーケティングが絡んでいる。売り手の都合のよい情報ばかり並べれらている。そして、それが真実のように語られる。
セミナーでは、何が本当に自分にとって大事な情報なのかを熟考していく。情報に踊らされず、積極的に情報を活用できるようにするためだ。
さて、情報は命と言われたりするが、何が自分にとって大事な情報だろうか?明確に定義できる人は少ないだろう。大事な情報と言えるには、自分の価値観や判断軸を持っていないとわからない。
たとえば、企業は顧客データや売上に繋がる情報に対価を払う。企業にとっては売上が大事な要素だと定義しているからだ。みなさんは、どんな情報にお金を払うか?
また、情報はすぐに廃れる。しかし、いつの時代も廃れない価値ある情報は無いのであろうか?
ミルキヅクにとっての大事な情報とは?
ミルキヅクにとって大事な情報とは理念に関することだ。そこから派生して、以下に関する情報を吸収し活用している。
- 幸せ・成功の定義
- 生きる目的の深堀
- 会社の存在意義の深堀
- 死生観
- 課題発見力
- 戦略・戦術
- 経済と人の動き(GDP)
- 怒りのコントロール
- 発想力
- ビジネス構想
自分にとって大事な情報が何かわかると、アンテナが立つ。アンテナが立つと効果的に情報を入手・加工できるようになる。それらは理念の強化に役にたつ。一度、過去を振り返った時に、どんな情報が今でも役に立っているか書き出す作業を行って欲しい。
究極の情報とは?
インターネットや人脈の中に貴重な情報はない。自分に一番価値のある情報は、実は、自分が生み出す情報だ。情報はお金を払って得るものでなく、自分が作るものだ。
パーソナルコンピューターの海の親、アラン・ケイは、"The best way to predict the future is to invent it"と言った。未来を予測する最良の方法は、それを発明することという意味だが、情報も同じだ。大事な情報は、自分が作り出すのだ。
たとえば、あなたが未来を変えるビジョンを描いたとする。そのアイデアもある。しかし、世に公表しなければ、誰も、その情報にアクセスできないのだ。貴重な情報は頭の中にある。後は、その情報(ビジョン)を実現するために邁進するだけだ。
息抜きのためのニュースアプリやゲームは良いが、自分の人生や価値観を豊かにする情報とは何かについて深堀してほしい。
媒体の重要性
自分にとって大事な情報がわかると、情報媒体も重要になる。大学では論文かもしれない。ビジネスではタイムズ(times)やファイナンシャルタイムズ(FT)かもしれない。はたまた現場で起きている情報かもしれない。
あなたにとっての大事な情報媒体のありかを自問自答したり、人に聞いたり、調査することは重要だ。病院でも塾でも、先生の質や参考書の質で結果に雲泥の差がでるように、情報媒体の精査に時間をかけてほしい。
100冊のジャンク情報よりも、1冊の最良の本。100人の適当なアドバイスより、1人の的確な助言を得られる情報媒体やネットワークを形成してほしい。 文字媒体、映像媒体は、インクの染みにすぎない。それらを価値あるモノと知覚できるためにも、自分にとっての大事な情報とはの哲学を持ってほしい。
人生を惑わす最後のワード
人生を惑わす数々のキーワードについて深めてきた。こういったキーワードをあらかじめ熟考しておかないと、人生のあらゆる局面で判断ミスをする危険性が高まる。価値観は変化するが、腹に落とし込むと普遍的になってくる。
最後みなさんに考えていただきたい最後のキーワードが、「愛」だ。とても抽象的な概念だが、「この世は愛しかない」とか、「愛が足りない」とか言われているが、その『愛』とは何か?ぜひ、深堀してほしい。ちなみに、ミルキヅクが考える愛とは、無条件の奉仕だ。
『理念実現書作成セミナー全40回』